当店仕入のヘナ業者さんは、翌年分のヘナの葉を現地にて買い付け、不純物などの除去工程を完了してから粉末化します。
2016年は、長雨の影響で、ヘナは豊作ですが、ローソニア色素量の含有率が低下し、良質な(色素量が高い)ヘナの葉が例年より少ないため、買い付けに手間取ったとのことです。
さらに、インドでは、インド政府が、11月8日、突如、高額紙幣を無効化した影響で混乱が発生し、インド全土の市場が一時、閉鎖状況となってしまいました。
その影響で、ヘナの原材料「ヘナの葉」の売買も停滞し、2016年のヘナの葉の買い付け状況は非常に厳しい年となっているとのことです。
このような天候と政治的な理由で、ヘナの製造が遅れており、2016年産のヘナの提供は、例年よりも遅めとなる予定です。
ちなみに、粉末化後、最終検査が実施されてから出荷されますが、ヘナやインディゴの栽培には、もともと農薬は不要です。
ですが、さらなる品質に対するこだわりから、原材料買い付けの段階で検査され、製品化時点にも最終検査が実施されています。
このように当店のヘナ材は、仕入元が、厳しい検査に合格したヘナの葉インディゴの葉だけを粉末化・製品化しておりますので、皆様に安心していただける製品となっております。
2017年1月追記
2016年産のヘナは、非常に完成度が高い仕上がりとなったそうです。
ヘナの天然染毛成分であるローソニア色素含有量比較においては、
2014年産:2.25%
2015年産:2.9%
2016年産:2.36%
このように、色素量では、2015年産の2.9%には及ばないものの、2014年産並みの染毛力で、
使用感は大変によく、鮮度、粘り、ともに抜群なレベルとのことです。